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INTERVIEW

髙山 燦玉Chiyano Takayama

2015年株式会社イグニス入社。
前職ではスマートフォンゲームの開発運営をおこなう会社にてプロジェクトマネージャーや企画を担当。
イグニスではソーシャルゲーム『ぼくとドラゴン』のプロジェクトマネージャーを経て、2017年に組織マネジメントを行うためパルスへ参画。

意識を揃えて共通のゴールへ

組織の最適化を図っていくのがパルスにおけるプロジェクトマネージャーの仕事です。

プロダクトを創り上げるにあたって、制作プロセスの策定、メンバーアサイン、会議の方法など、どうすれば目指す品質に近づけ最短でゴールにたどり着けるかを考えます。
「どんなプロダクトにするのか」は、プロデューサーやディレクターと共に協力しながらチームの動き方をセットで検討します。

ものづくりの文化まで意識して動く

パルスには当初組織マネジメントという役割で参画しました。プロダクトを生み出していく人たちとは異なる立場で、「How」にこだわり、誰が何を考えどう進めるのが上手い作り方なのかを分析しながら考えます。その後それが良い方向に進みそうな場合、このプロセスを会社の文化として根付かせていくところまで意識をして動いてきました。

エンジニアやデザイナーなど、いわゆるクリエイターと呼ばれる方々は、自分の持つ技術や知識をベースに品質重視で考えるので、しばしば全体を俯瞰する視点を欠いてしまう場合があります。
プロジェクトで組織のバランスが崩れ出す時、チームの対話や動きにはどこか違和感が生まれます。違和感があるまま進めてしまうと、結果的にユーザーはもちろん作った本人たちも満足できないプロダクトになってしまいます。さらにはコストばかりかかり、製品が生まれてない事態すら起こります。

このような事態を避け、ユーザーに愛されるプロダクトを生み出し、収益を上げるためには、プロジェクトを進める過程で都度違和感を感知し必要に応じて問題を提起し解消していく必要があります。
そのため、チーム全体が自身の専門性の有無を気にすることなく意見を言い合い、価値のあるプロダクトを生み出していくための環境(文化)を整えていくことに力を尽くしています。

5つのステップで現在地を知る、精度を上げる

プロジェクトマネージャーとして仕事をする上で次の5のステップを重視しています。

①アサインされた人の得意なことや能力を見極める
②どんなものを作ろうとしているのかを徹底的に言語化する
③関係者が1つの方向に向かえるよう、言語化したものを可視化する 
④1週間単位で動いたことへのリターンを共有する
⑤リターンの結果を次のフェーズに向けてチューニングする

強烈な「What」を実現するために

プロジェクトマネージャーの主な活動には、組織戦略や組織マネジメントがありますが、プロデューサーやデザイナーなどのクリエイターと同じように、面白いものを作りたいという思いがとても大切です。
充分な価値を感じてもらえるプロダクトを生み出していかなければ、組織マネジメントにも力が入らないのです。
だからこそ、最終目的地を言語化して共有することを重視しています。

そのための方法の1つとして、出来上がったプロダクトやそれを体験した人々の反応も一緒に見ることを大切にしています。
一緒に見ることで共通の認識が醸成され、次はこれを超えていきたいという思いが揃ってきます。
とにかく経験を一緒に積み重ねていくしかありません。また、何をやっていくのかという「What」が強烈なまでに明確であることがパルスの特徴です。
プロジェクトマネージャーは、それを実現するための道筋である「How」の部分を作り込んでバランスを取っていくことを、求められます。このどちらが欠けても、魅力的なプロダクトを生み出していくことができず、メンバーも働く幸せを実感できません。

新しいことが次々起こるパルスで、プロダクトの価値も、働く価値も、企業の価値も上げていく仕事に、これからも熱意をもって取り組んでいきたいと思います。

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